Special Rating Battle(S11) 3位 幻なし-ドサイドン+受けループ-
1 まえがき
S11レーティングバトルお疲れ様でした!
スペレのルールを見て趣がありそうだったので、自分は半年振りくらいにレートに潜ってみました。プレイングや勘が鈍ってなくてよかったです。
そろそろ大学受験と真剣に向き合いたいのでレートはやめましょうか笑また面白いルールが来たら潜るかもしれませんね。
では、構築の解説を始めたいと思います!
2 当ルールの特徴
①幻ポケモンの使用が可能
→"幻"というのは服でいうブランドみたいなもんで、ポケモンの強さ自体が突出してるわけではありません。「幻=つよい!」というのは単なる固定概念です。
→受けループが非常に通りやすい環境だといえます。
③「トリックルーム」戦法が通りやすい
→全体的にポケモンの素早さが早く「トリックルーム」で形勢逆転が狙いやすいです。竜王戦のときと似た感じですね。それゆえ、ドサイドンを使用しました。
④史上最高に再戦が多発する
→上位レート人口の減少によるもの。そのため、相手の型をメモしておけば対策が可能です。(たとえばジガルデの持ち物など)
3 構築解説
<構築経緯>
①
いざスペレに潜ろう!と思っても幻ポケモンを所持していなかったのでとりあえず竜王戦Top4構築のメガレックウザをカプ・レヒレに変更したPTを使うことにしました。
しかし、ボルケニオンやシェイミ等まだ知らないポケモンが多く、全くと言っていいほど対策もできていませんでした。
それでもレート1800まではなんとか到達できました。
②
そこで、上記の特殊ポケモンを受ける為に「ひかりのかべ」持ちラッキーを採用し、全体的に受け回す構築に変更しました。
マーシャドーの個体数とメガゲンガーの個体数には明らかに負の相関関係があるので受けループは環境に適してます。
③(
)
②の構築では「ビルドアップ」持ちマーシャドー、メガギャラドスや受けループミラーが辛かったので、バルジーナ(最初はメガボスゴドラ)と「とおせんぼう」ジガルデを採用しました。
また、「どくどく」持ちジガルデやカプ・レヒレ、共有パ(?)の「こだわりハチマキ」持ちカプ・ブルルが重かったので「なきごえ」メガフシギバナを採用しました。
④
受けループを使用していた方が総合勢の方(ひよさん、あさみさんなど)だったこともあり、終盤は受けループの絶対数が減少しました。その為、ジガルデを諦めてレート差マッチング時に一撃必殺技に対し安定して勝利できるようにエアームドを採用しました。
これで構築は完成、と言っても完成したのが最終日の夕方でした。もう少し早くスペレに潜ってれば...と思ってます。
<個別解説>
ドサイドンなんかはもう3回も解説してるのでお手柔らかにいきますね
性格:ひかえめ
特性:ようりょくそ→あついしぼう
もちもの:フシギバナイト
実数値:メガ前(364-179-261-259-237-200)→メガ後(364-211-341-308-277-200)
努力値:252-0-236-0-4-16
※ORAS時代の調整のままなので努力値は参考にしないでください。
普通のメガフシギバナと思いきや実対戦ではほとんど見ない変な技が採用されてます。
役割対象はカプ・レヒレなどの水ポケモンや、モロバレル、キノガッサなどの草ポケモンが主です。
なきごえ:構築単位で重たい「どくどく」かつ積み技(「りゅうのまい」または「とぐろをまく」)持ちジガルデピンポイントでの採用です。ジガルデでメガバナを見てる構築が多くイージーウィンできました。
<のろいとの差別化>
「のろい」はあくまでもこちらの攻撃&防御が上昇するだけで上記のジガルデに急所を貰うだけで倒されます。それに対し「なきごえ」は相手の攻撃そのものを下げるため急所の心配もありません。
また、PPが64もあるため、受けループミラーの時にも有効な一打となります。
ラッキー(NN:ピンクあくま)
性格:ずぶとい
特性:しぜんかいふく
もちもの:しんかのきせき
実数値:642-13(個体値0)-119-106-309-136
努力値:4-0-252-0-252-0
技:ちきゅうなげ どくどく ひかりのかべ タマゴうみ
ボルケニオンやシェイミなど特殊ポケモン受けとして自然に採用した枠。
交換読み「どくどく」がシンプルに強い。
マーシャドーの「インファイト」も1発耐えるので毒を撒く最低限の仕事もこなせる便利屋。
注目すべき点は「ひかりのかべ」が採用されていることです。
ひかりのかべ:Z持ちでラッキーを崩してくるポケモン(マギアナ、ウルガモス、アーゴヨンなど)に後出しからでも十分受けが成立します。ラッキーの処理をこの形でしているPTにはイージーウィンできます。(急所は非考慮)
シェイミは「シードフレア」で特防を下げてきますが、「エアスラッシュ」で無限にひるまない限り、安定した突破が可能となります。
また、ひかりのかべを貼り、後続のサポートをすることもできます。
→これにより少々の運は絡むが、ほとんどの特殊ポケモンを倒せます。
性格:わんぱく
特性:がんじょう
もちもの:ハガネZ
実数値:333-196-416-96-178-176
努力値:252-0-252-0-4-0
技:アイアンヘッド ふきとばし ステロスロック はねやすめ
一撃必殺わざ対策かつミミッキュ対策の枠です。
もちものはゴツゴツメットが余っていなかったのでハガネZ。
選出したのは1回のみ。もう少し早くこのポケモンに気づいていればグライオン入りに負けずにすんだのに…って感じです。
ドサイドン(NN:おデブちゃん)
性格:いじっぱり
特性:ハードロック
もちもの:イワZ
実数値:207-194-181-54-75-60
努力値:132-132-244-0-0-0
今シーズン最も活躍したポケモン。スペレのクレセリアのデータを調べるとお供ランキング1位はドサイドン。はい、使ったの全部自分です笑
使用率上位のポケモンに弱点(少なくとも等倍以上)をつくことが可能です。火力が恐ろしいのはもっともですが、更に恐ろしいのはその防御性能です。
ようきジガルデの+3「サウザンアロー」及び+1「ジメンZ」
などは確定で耐えてしまいます。相手の性格が上昇補正の場合でも5分5分といったところ。
この耐久力を甘く見て物理技で殴ってくるポケモンが多かったのでイージーウィンできました。特殊方面の柔らかさは後続のラッキーでカバーしましょう。
中盤あたりから「くさむすび」や「エナジーボール」がバンバン飛んでくるようになったので密かに対策されてたみたいですね…。
つるぎのまい:使い方次第では一気に試合の有利不利が変わります。まあ、どのタイミングで打つべきかはドサイドンを使い続けていれば分かります。A+2「イワZ」は半減で受けることすら困難です。
ドサイドンは超おすすめなのでみんなもシングルレートで使ってみてください。
性格:ずぶとい
特性:ふゆう
もちもの:ゴツゴツメット
実数値:444-130(個体値0)-372-186-296-207
努力値:252-0-252-0-0-4
技:れいとうビーム みかづきのまい トリックルーム つきのひかり
物理受けかつトリックルーム指導要員となるこの構築の司令塔。
ジガルデに基本強めなのがこのルールでの利点だと思います。
解説するの3回目なので飛ばします。
性格:わんぱく(ずぶといのほうがよき)
特性:ぼうじん
持ち物:オボンのみ
実数値:424-166-326-112-226-209
努力値:252-0-204-0-0-52
技:イカサマ ちょうはつ どくどく はねやすめ
ひとりだけ「ビルドアップ」マーシャドーを使用している方がいて、対戦するたびにボーナスステージになるのはまずいため、採用しました。また、ドサイドンでは厳しいメガギャラドスやギルガルドの対策も担ってます。
調整はORAS時代のままなのでHB特化の方が絶対いいです。
オボンのみはインファイト急所による負け筋をケアするために採用しました。
結果的に相手の受けループ対策にもなったので強かったです。
4 ジガルデの紹介
このような奇怪な戦術は現代のシングルレートにも通用するので紹介しておきます。
受けループを倒す為だけに採用した一齣です。
S12スペレで同じことをギルガルドやヨノワールでできるのでおすすめです。
ジガルデ
性格:しんちょう
特性:スワームチェンジ
もちもの:ジメンZ→ヒメリのみ
実数値:419(→635)-241-278-165-309-231
努力値:248-20-0-0-220-20
技:サウザンアロー とおせんぼう うらみ ねむる
低火力物理受けを誘って倒すポケモンです。
まず100%読まれないうえ、相手はこのジガルデを前にしてこの対戦が時間の浪費と思い、降参ボタンを押します。
ヒメリのみを含め「うらみ」を26回打てますから、相手のPPを最大で26×4=78削ることが可能です。これにはあのドヒドイデもびっくり。
Aに20割いたのはジメンZでマギアナを倒す確率をあげるため、Sに20割いたのは同族意識です。
HD方面は性格補正をかけることで非常に硬く、クレセリアの「れいとうビーム」は3発耐えるので「うらみ」と合わせて迅速な安定処理が可能です。
5 立ち回り解説
<基本選出>
①基本選出
++
この3匹でほとんどの相手に勝てます。この3匹選出時の勝率は8割程度。竜王戦のときみたいには安定しません。
初手にorを投げ安定行動を取るだけ。
・がいるなら初手
・がいるなら初手
を置くと安定します。どちらもいるなら初手のほうがよいですが、シェイミの「シードフレア」に対しラッキーを後投げすることになるので少し勝率が下がってしまいます(結局はひるみゲーってことです)
②ドサイドンが選出し辛いとき
のこり5匹でうまく受け回しましょう。
<特殊なケース>
(ビルドアップ持ち)には
には
など選出を強要されてしまう場合もありますが、相手は確実にそのようなポケモンを選出してくれたので、受けが成立し勝てます。
6 戦績
メインロム 3位 レート1864(67-33)
サブロム 最高1841 最終17××
7 さいごに
みなさん対戦ありがとうございました!
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最終更新:2018 9/4(Tue)